アントニオ猪木さん、死の10日前最後のサプライズ 「ありがとう」とも口に

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
アントニオ猪木さん
アントニオ猪木さん

 1日に79歳で死去したアントニオ猪木さんの公式YouTubeチャンネル「アントニオ猪木『最後の闘魂』」が6日、更新され、9月21日に撮影されたという猪木さんの〝ラストサプライズ〟の動画が公開された。

 約12分に及ぶ動画の後半で、猪木さんは棒アイスの「ガリガリ君ソーダ味」をほおばった。テロップで「動画を見ている人を驚かせるために、ガリガリの猪木がガリガリ君を食べる姿を見せたかったらしい」との猪木さんの真意を紹介。「最期まで誰かを驚かせようとしていた猪木」と締められている。

 自室でベッドに横たわりインタビューに応じた猪木さんは「感謝とか色々な言葉があるけど、結局は『ありがとう』。この中に全部含まれている。だから『ありがとう』はいい言葉だなと」と、言葉を絞り出した。

 かなり衰弱した状態ながらも「『道』を読んで『道』の詩を披露した。そして今、自分が道に迷っています。笑わせるつもりはないんだけど…いつからかこんなキャラクターになってしまった」と、冗談も飛ばした。

 猪木さんは「銀ぶらってあるだろ。銀座をぶらつくこと。〝ちんぶら〟っていうのもある。オレはやっぱりね、パンツなんて履かない。パラオの海でね。川の流れを潮の満ち引きを…きれいだしね。これはまた快感。パラオに行きたいね」と下ネタを混ぜながら、こよなく愛した南国に思いをはせた。

 難病・全身性アミロイドーシスとの闘病に「したことがないからこそ、オレは自分でアレ(体験)して、参考データ…こういう状況をひとつ例として、これからの子どもたちのために」と笑顔も見せていた猪木さん。「しようがないけど、人がやらないできないことをすべてやらせてもらった。だから最近『ありがとう』と言葉にしている」とした。

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