サッカーの”若者離れ”は深刻 レアル会長「欧州は病んでいる」生き残りに向け大改革の必要性を強調

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レアル・マドリードのフロレンティーノ・ぺレス会長(ロイター)
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ぺレス会長(ロイター)

 サッカーのスペイン1部、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(75)は2日、欧州サッカーの今後について強い危機感をにじませ、若いファンのサッカー離れを止めるためには変化が必要との考えを明かした。

 クラブ総会で「われわれの愛するスポーツは病んでいる。特に欧州で。もちろんスペインでも」と発言。「サッカーは世界一のグローバルスポーツとしての地位を失いつつある」との考えを示した。

 ペレス会長は以前からサッカー界の行く末に懸念を示しており、欧州のトップクラブによる「欧州スーパーリーグ構想」の考案者の一人でもあった。この案は、昨年4月に発表されたが、ファンだけではなく政府、選手から猛反対されてわずか数日後に頓挫した。会長は当時、10代、20代の若者には「サッカーに無関心」の人が増えているデータなどをもとに、試合をもっと興味深いものにすること、試合時間の見直し(短縮化)などにも言及していた。

 今回、ペレス会長は改めて「最も心配なのは、若者のサッカーへの関心がどんどん低下していること。現行の大会フォーマットでは、大会の最終段階でしか観客の関心を集められない」と指摘。”サッカーの生き残り”に向けて、大きな改革が必要だとの考えを示した。

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