スペインで異例の注目 ピケとシャキーラの破局劇で過熱報道 “昼ドラ”ばりの急展開にクギづけ

島田 徹 島田 徹
ジェラール・ピケ
ジェラール・ピケ

 サッカーのスペイン1部リーグ・バルセロナ所属で元スペイン代表選手のDFジェラール・ピケ(35)が、スペイン国内で思わぬ形で”時の人”になっている。ピッチでの活躍ではなくプライベートでの我が世の春を満喫し、ワイドショー的な関心から世間の注目を集めているのだ。

 ピケは結婚こそしていなかったもののコロンビア出身の世界的なポップス歌手、シャキーラ(45)と12年にわたり事実上の婚姻関係を続けていたが、今年6月に破局を発表。2人の間には2人の息子がおり、シャキーラとともにマイアミへ移り住むことを含め親権闘争に発展している。

  そんな中で湧き上がったのがピケの新恋人の存在だ。この噂は破局発表があった6月の下旬には出ており、この辺りから野次馬的な関心が高まった。その需要に応えたのが英紙ザ・サンで、お相手はバルセロナ在住で23歳の大学生。小柄で金髪、シャキーラと似た容姿で、ピケの所有する会社でも働いており、2人は数カ月前から顔を合わせるようになったとしている。

 この女性はすでに名前も判明しており、どんな顔なのか写真を掲載しているメディアもある。さらにスペインテレビ局のワイドショー番組によると、8月に入ってピケと新恋人の女性はコンサートに出かけ、公衆の面前でキスまでしたという。

  これに対しシャキーラは憤慨しているとされる。というのも破局時の条件として今後1年はそれぞれの恋人とともに出歩くことがないよう合意していたのに、それが守られなかったからだ。

  シャキーラとピケは2010年の南アフリカW杯の直前に知り合い、大会期間中に連絡を取り合う中で親密さを深め、交際に発展した。一方は大会テーマ曲を歌い、もう一方は大会を制して世界チャンピオンになるというスーパーカップルの誕生で注目度が高かっただけに、その後がどうなるのか見守る人たちが多いのだろう。

 もっとも破局から数回にわたり新情報が出てくる展開が、さらに世間の関心を高める役割を果たしたのではないかとも思える。同じ舞台でスペイン代表のGKカシーシャスがテレビ局の女子アナウンサーと優勝後のインタビュー中にキス、スペイン初のW杯優勝の興奮そのままの盛り上がりとともに2人はその後結婚した。

 なお、こちらも今年離婚しているが、ピケとシャキーラのような過熱報道には至っていない。スペインのゴシップ好きはまるで(一昔前の)昼のメロドラマを見るようにして事の成り行きを見守っている。

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