国際政治学者の三浦瑠麗氏が27日、フジテレビ系「めざまし8」に出演し、安倍晋三元首相の国葬に反対を叫ぶ人物について「発言の自由が確保されてるのが大事」と持論を語った。
この日行われる国葬の警備状況や、前日の反対デモの様子が伝えられた。三浦氏は「共産党の方が反対理由として挙げられているもの」として「法の下の平等」があるとし「そういう感情が特に高齢者の方に強い」と説明。「デモをするっていうことになった時に、安倍晋三さんを特別扱いすることに対する反対とか『戦争反対』とか『憲法改正反対』とかっていういろんなプラカードが集まってしまう」と解説した。
一方で「国全体が割れてるっていう印象をあまり持たない」と感想も語った。「今まで通り反対な人は強く反対してる人はいるし、賛成してるデモの方もかなり一部の方でやってらっしゃる」と賛成も反対も“通常運転”だと分析した。
直後には国葬が行われる日本武道館近くの献花台前からの生中継で、反対する人物が大声で主張している場面が流された。「誰しも平等じゃないんですか!」などと叫ぶ人物の言葉に三浦氏は「共産党の主張としては理解できる。それはそれで一つの立場」とコメント。続けて「そういう発言の自由が確保されてる国だっていうのがものすごく大事なこと」と言論が封じられていないことの大切さを強調した。「賛成派と反対派が物理的に衝突することだけはないようにしてほしいと思います」と付け加えた。