安倍氏国葬に賛成のN党・立花党首 「朝日川柳」の感想問われ「敬意がみじんにも感じられない」

杉田 康人 杉田 康人
都内で定例会見に出席したNHK党・立花孝志党首
都内で定例会見に出席したNHK党・立花孝志党首

 NHK党の立花孝志党首(54)が22日、都内で党の定例会見に出席。7月15、16日の朝日新聞に掲載された「朝日川柳」が、安倍晋三元首相の銃撃事件や国葬を揶揄するような川柳を掲載したことについての感想を問われ「すごく残念に思います」と述べた。

 立花氏は「朝日新聞に対しても、我々は検閲に当たる可能性もあるので、新聞社に対して川柳に対して、あまり言っちゃいけない立場にはありますが」と断った上で「非常に悲しいですよね」と嘆いた。

 政治家は命がけで仕事をしているとして「そこに対しての敬意みたいなものが、あの川柳にはみじんにも感じられない。朝日新聞は歴史のある報道機関。もう少し、日本人らしい考えが持てないのかなぁ」とチクリ。

 続けて「もう少し政治をする人間に対して、メディアの皆さんはある程度のリスペクトをしてほしい。特に政治活動中に、倒れたということからしても、それをおもしろおかしくするのは僕は避けた方がいいなと思いますけど」と思いを語った。

 立花氏は「私も今回の選挙で、すごく悪質な記事を書かれたっていうのは自覚があります」と振り返る。

 「NHK党はお金儲けのために選挙をしているっていうタイトルで記事を書かれて。おそらく、全部読めばちゃんと書いてくれてると思うんですよ。ところが、悪意のあるところまでは無料記事で『ここから先はお金を払いなさい』ってなってるんですよ」と苦笑。その上で「今回もその川柳を見て、朝日新聞に悪口を書かれてるっていうことは誇りだなと」と話した。

 安倍元首相の国葬については「明確に賛成です。一番大きなものは外交問題。安倍さんがお亡くなりになったっていうのは、当然いたましく悲しい事件であって、二度とこういうことがあっちゃいけないという一方で、ある意味外交においてはチャンス」と強調した。

 首脳級の要人が、参列を希望しているとして「自民党との合同葬というような形でやるっていうのは、警備の問題上適切ではない。外交を潤滑にして行うためには、国葬にするのが賛成というのが一番大きな理由」と説明する。

 さらに「もう一点、病死ではなく選挙中に凶弾によって倒れたということは党派を超えて、国の問題として国葬という形で多くの国民に安倍さんが亡くなったことについて認識をしていただく。なぜ安倍さんが亡くなってしまったのか、と国民に考えていただく日にするというのは非常に意味があると思っている」とした。

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