原材料は全て糸!〝刺繡ラーメン〟は完成に2カ月半 リアルな色味の一杯!

松田 和城 松田 和城
Dmkさんが刺繡で製作したラーメン(本人ツイッターより)
Dmkさんが刺繡で製作したラーメン(本人ツイッターより)

 原材料は全て糸!刺繡(しゅう)でチャーシュー、ネギ、煮卵が乗ったラーメンを再現した。「一瞬本物かな?」と思うような刺繡作品を製作、ツイッターに公開しているDmk(@Dmk_11_KmD)さんに話を聞いた。

 完成までに約2カ月半を要した〝一杯〟。2色以上で表現された色鮮やかなネギが食欲をそそる。スープに沈んだ麺や浮いた脂を刺繡で再現しようと製作に着手した。Dmkさんは製作過程について「下絵も兼ねて水彩画でスケッチをした後、チャコペンなどでシーチング布に写して、下絵や写真を見たりしつつ刺繡をしていきました」と説明した。

 チャーシュー独特のくすんだピンク色、質感を出すのに苦労した。作品をよく見ると、1つの具材をとっても濃淡さまざまな刺繡糸が見え、こだわりがうかがえる。Dmkさんはリアルに見せる秘訣について「とにかく似たような色を使用しないことです。立体的に表現したい場合、緑色のものは緑だけで表現せずに影の色に濃いめの紫や灰色をあえて使うなど意識しています。どの色を使用するかによって全体のバランスにも影響するので、気をつけています」と明かした。

 Dmkさんは、通販サイト「minne」で食べ物刺繡の作品、ブローチを販売している。「今後の目標はまずコツコツ毎日製作して、もっと作品を広めたいと思っています。またできれば個展など大きなイベントも開催したいです」と意欲を語った。

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