エリザベス女王の国葬 英国で2800万人が視聴、オンライン含まず ダイアナ妃の葬儀は3200万人

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 エリザベス女王
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 エリザベス女王の国葬を、イギリスでは2800万人が視聴したという。19日夜、ウィンザー城内の国王ジョージ6世記念礼拝堂に埋葬されたエリザベス女王の葬儀は、同国のテレビ史上最も視聴された出来事の一つとなった。

 ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われた、イギリス史上最も長く在位した君主の国葬は国内50チャンネル以上で放送され、BBC1 など主要3チャンネルでは最高時2800万人の視聴を記録したが、この数字にはオンライン上での視聴は含まれていない。視聴数が最高に達したのは、ロンドン市内を行進前にひつぎが寺院の外に運び出された時だった。これに対し、1997年9月のダイアナ妃の葬儀では、イギリス国内で3200万人が視聴していた。

 一方で、ひつぎの公開安置には25万人が弔問に訪れたという。14日午後5時から19日午前6時30分までウェストミンスターホールで女王のひつぎが公開安置され、多くの人々が最後の別れを告げるため行列をなしていた。ウィンストン・チャーチル元首相の時には32万人、女王の父ジョージ6世の時には30万人が公開安置に訪れていたため、予想を下回るものとなっているが、この数字は初期の推定であり、現在正式な数字を出しているところだとミシェル・ドネラン文化相は話している。

 今月8日に96歳でエリザベス女王が崩御したことを受け、10日にチャールズ国王の即位が正式に宣言された。

 ロイヤルファミリーは国葬終了後7日間は引き続き公務を行わず喪に服し、宮殿など王室の邸宅では最終日翌日の午前8時まで半旗が掲げられる予定だ。

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