NHK党の立花孝志代表(55)が2日、都内で党の定例会見に出席。性加害疑惑でテレビ番組からの降板が決まった俳優・香川照之(56)の騒動にからみ、レギュラー出演するドラマ「六本木クラス」を放送するテレビ朝日が収録・放送を継続することに触れ「ぜひテレビ朝日さんは頑張ってほしいですね。出てもらわないと、消えるじゃないですか」と、異例のエールを送った。
香川は週刊新潮の先週号と今週号で、銀座のクラブでの性加害疑惑を報じられ、謝罪している。立花氏は、同党のガーシー参院議員(50)や関係者などから情報を収集。「彼の飲み方を知っている人に聞くと、今回のことは氷山の一角に過ぎない。これからいろんなものが出てくるんじゃないか」とした。
金曜MCを務めていたTBS系「THE TIME,」の降板や、CM契約の終了が次々と決まっているが「逆に出ていてもらわないと忘れ去られてしまいますから、テレ朝頑張ってほしいなって感じですね。いろんな問題があるので、このまま香川さんが芸能界、メディアの世界から消えると話題が止まる。忘れちゃいかんなあっていう意味で」と、騒動の風化を懸念する。
立花氏は「彼のやってきたことは氷山の一角。(氷山の)トップだけじゃなくて、まさに山のほうが出てきて欲しい。やったことが1件しか出てきてない状況なので」と、ガーシー氏らによる新たな暴露に期待する。ドラマの放送継続を決断したテレ朝の判断を〝英断〟としたが「裁判してる最中なんですけどね…」と苦笑した。
6月16日に放送されたテレビ朝日系「報道ステーション」の党首討論に生出演した立花氏は、大越健介キャスターから発言を止められ途中退席した。表現の自由を侵害されたとして6月20日、テレビ朝日側に10万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。