コービー・ブライアント氏の遺体写真拡散への巨額賠償金、慈善団体に寄付へ

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 コービー・ブライアント氏(左から2人目)
 コービー・ブライアント氏(左から2人目)

 NBAの元スター選手であるコービー・ブライアント氏の妻、ヴァネッサ・ブライアントさんは、損害賠償金1600万ドル(約21億8000万円)を慈善団体へ寄付する意向だという。24日、2020年にコービー氏と13歳の娘・ジアナさんがヘリコプター墜落事故で死亡した際に撮影された遺体写真が拡散されたことにより、遺族が精神的苦痛を負ったことを認める判決が下され、ロサンゼルス郡保安局とロサンゼルス市消防局に対して、ヴァネッサさん並びに、同事故で妻と娘を亡くした共同原告のクリス・チェスターさんへの損害賠償命令が下された。

 そして今回ヴァネッサさんの弁護士、ルイス・リー氏が、ヴァネッサさんがその賠償金を恵まれない環境で育つ子供アスリート達を支援する非営利団体マンバ・アンド・マンバチータ・ファウンデーションに寄付することを発表し、こう声明を出している。

 「最初からヴァネッサ・ブライアントは、説明責任だけを求めていましたが、我々の法律制度では、彼女がより良いポリシー、より多くのトレーニングや隊員の自制ある行動を強制することを許可していません」「これらの対策は保安官局や消防局の責任です。ブライアント氏の努力で、それが酷く足りていないことが明らかになりましたし、間違いを犯した人々へは恩赦すら申し出ました」「ブライアント氏は、勇敢でそれが揺らぐことはありませんでした。郡が精神鑑定を強要した時ですらです。彼女は、助けの手を差し伸べてくれたラルフ・メンデスとルエラ・ウェレターに深く感謝しています。彼らは、正当な目的もなく事故や犯罪の犠牲者の写真を撮り共有するという何十年も続けられてきた慣習に光を当てたのです」「この重要な市民権訴訟が、この許し難い無神経な行動を止めさせることを願っています」

 一方で、今回の判決を不服としているロサンゼルスの保安局と消防局側は、今後の対応を検討中だという。

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