うみぼうず、一反木綿ら「ご当地妖怪マスク」毎日楽しめる30種 隠れイラストも

妖怪イラストと都道府県シルエットが描かれた「ご当地妖怪マスク」
妖怪イラストと都道府県シルエットが描かれた「ご当地妖怪マスク」

 8月8日の「妖怪の日」と7月27日の「幽霊の日」に合わせ、各地で伝承される妖怪を個包装袋にプリントした「ご当地妖怪マスク」がこのほど、兵庫県尼崎市の洗浄機メーカー「ショウワ」から期間限定で発売された。「一反木綿」や「コロポックル」など30種の妖怪が描かれており、手に取るたびに毎日異なる妖怪と出会いが生まれる。

 1箱30枚入りで、袋に描かれたイラストは「子泣き爺」や「うみぼうず」「塗壁(ぬりかべ)」など有名な妖怪から、「コロポックル」など”知る人ぞ知る”ものもある。企画・デザインを手がけたグループ企業「ショウワテクノ」の担当者によると、マスクは衛生用品であるため絵柄を選ぶ際は「疫病を広める」などネガティブな言い伝えがある妖怪を避けたという。

 さらに、「30種類あり、毎日使う時に予想できてしまうと面白くないので、マイナーな妖怪も選びました」と、毎日新鮮に楽しめる工夫も凝らした。種類を増やすだけでなく、妖怪名を記す太文字の中に、その妖怪が伝承される都道府県のシルエットを忍ばせたクイズ風の”隠れイラスト”も描いた。

 業務用の食器洗浄機やコンテナ洗浄機を作るショウワは、2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大によりマスクが品薄だった頃に「社会貢献のため」と、マスク製造販売に乗り出した。21年10月からはプロレスの技を描いた「プロレスマスク」や家事を手伝ってほしいというメッセージを添えた「お手伝いマスク」、「合格祈願マスク」などの期間限定商品を毎月発表している。

 「ご当地妖怪マスク」は「SNSの反響は今までの期間限定商品よりも大きい」といい、担当者は「兵庫県尼崎市の会社なので、関西らしいユニークで新しいマスクをこれからも発信し続けていきたい」と意気込んだ。販売は8月31日まで。

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