英国の歌手ジェシー・J(34)が、10年間にわたり自分を無視したと英国の音楽祭典式である「ブリット・アワード」の上層部を非難した。アワードを主催する英国レコード産業協会をパートナーに持つブリット・スクール出身のジェシーはまた、レコードレーベルが、自身を有名にするために個性を奪ったとライブ中に話していたそうだ。
ザ・サン紙によるとジェシーはライブ中観客に対して、声に出して歌を歌わないで欲しいと要請。「家族とのバーベキューで言われたことが何であろうと、自分が歌えないことを知っている人は静かにして欲しい」「今やiPhoneは別次元のレベルで、皆の歌うひどい『フラッシュライト』を拾ってしまう。あなたの声と私の顔が重なり、それはあんまりだわ」と呼び掛けていたという。
2011年にブリット・アワードの批評家賞を受賞しているジェシーは、その後同アワードの上層部についてこう続けていたそうだ。「ブリット・アワードに10年間呼ばれていない。これ以上私を困難な状況にしないで欲しい」
今回ロンドン北部カムデン地区のライブハウスKokoでパフォーマンスを披露。スポットライトを浴びる生活の難しさについてステージ上でこう話していたとされている。「10年前より私を理解する人々が多くなったと思う。クラビングや男の子たちについての曲を書くのは簡単じゃなかった。私はそういう人じゃないから」「そういった曲を私に書いて欲しいと皆が思っていた。昔私はロサンゼルスで独りで生きて、鏡の自分を見ながら、完璧になることに取りつかれていた。人々に受け入れられたいと思っている人になる必要があると感じていた。『プライス・タグ』で私はビキニを付けて、腰を振っていた。変な感じだった。ハリウッドで自分を失ったと感じていた。誰かが自分の名前を叫んで注目を引こうとする行為に私は全く興奮しない。そんなの必要ないから。誰かが私に向かって叫ぶと自分がおかしくなる。実際不安が襲ってくる。こういう事を話すのにもう恐れはないけれど」
更に自分の身体が変化しているとして、自身のキャットスーツを指しながらジェシーはこう明かしてもいたという。「34歳でこの衣装を着るのは以前とは違うわね。ライブの後自分の両親と話す時、私はこの衣装を脱いでいる。全てのセレブ的な事が私にとっては奇妙なの。人々が自分よりもその見た目に異常に注目すること自体がね」「私は体重も増え、ジムも長い間行っていない。でも正直言って気分はいいわ。もはや17歳じゃないし、子供も作りたいし、実際努力している。身体の形も変わってきているの」