10歳以下が見るTikToker・おじゃす ヒットのコツは「ポンポン撮る」フォロワー400万超え

ピンク色のウィッグがトレードマークのおじゃす
ピンク色のウィッグがトレードマークのおじゃす

 現役女子高生タレント・おじゃす(18)は、動画投稿アプリTikTokにオリジナルソングや簡単なマジック動画などを投稿し、国内外の幼稚園児や小学生を中心に支持されている。フォロワー400万人超えの人気急上昇中のTikTokerが、ヒット動画を生むコツを語った。

 ピンク色のウィッグをトレードマークに、15秒前後の動画を毎日投稿している。視聴者は「幼稚園とか小学校1~3年生くらいの子が多い」という。特に視聴回数が多いのは、アカペラ歌唱しながら、顔で障害物を避けるゲーム風のエフェクト(スタンプ)を使った動画。「幼稚園くらいの子がまねしてくれた」と、おじゃすがスペイン語や英語で歌った音声を引用し、動きをまねて動画を撮る子どもたちが世界各地に現れた。

 他に、タネがバレバレな「小さい子向けの簡単なマジック」の投稿もヒットすることが多い。「相手に伝わりやすい動画、誰にでも理解できる動画がいいのかなと思います」と人気の傾向を分析する。

 髪色をピンクに変えたこともヒットのきっかけになった。TikTokを始めたのは2019年3月頃。日本人の母とカナダ人の父を持つおじゃすは当初、茶色の髪で出演していたが、「『ハーフって見分けがつかない』と言われたことがあったんです。小さい子は『目が青い人』だけじゃなくて『ピンクの髪の毛の人』だったらめっちゃ分かりやすいんじゃないかと思って」。同年9月頃からピンク色のウィッグを被り始め、徐々に増えたコメントをモチベーションに、投稿の頻度も高めた。

 多い時には1日に10本の動画を投稿し、現在も「(毎日)とりあえず1本は投稿しようって決めています」。毎週、テレビ収録のために地元・大阪から東京へ通う日々と高校生活の合間を縫い、土日にまとめて撮影する。

 「他の人だと、ダンスやメーク動画で時間がかかっていると聞いたことがあるんですけど、私は15秒くらいの動画なので、2時間で20本くらい撮り溜めしています。もう、ポンポン撮るように。とりあえず下書きに入れて、後から、投稿する前にOKか確認して載せるようにしています」。動画のストックは100本以上あるという。TikTokでこれからヒットを狙う人には「1時間かけてキメて撮った動画よりも、15秒で撮った動画の方がバズったりするので、とりあえず初めは自分に何が合うのか探りながら載せてみること」とアドバイスした。

 幼い頃から「テレビの中に行きたい」と芸能界に憧れ、現在は日本テレビ「超無敵クラス」にレギュラー出演中。2023年2月公開予定の映画「学園探偵薔薇戦士」では演技に初挑戦する。クランクインを前に「めっちゃ緊張しています」と気を引き締めながら、「関西弁をうまく封じ込められるか心配です」と笑った。

 ◇おじゃす 2004年5月14日生まれ、大阪府出身。TikTok(@o_jas514)のフォロワーは400万人超え。日本テレビのバラエティー「超無敵クラス」に出演し、ピンク色のウィッグと関西弁の元気なキャラクターで注目を集める。特技は独学で身につけたウクレレ演奏。

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