ジェームス・キャメロン監督(67)は、映画『アバター』続編で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを“お手本”にしたことを明かした。2009年の大ヒット映画『アバター』の続編最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は今年12月に公開予定。20世紀フォックス映画と特定の同意に達してから製作が始まったという。
エンパイア誌とのインタビューでキャメロン監督は次のように語る。
「私が当時のフォックス側に言ったのは、『私がやるけど、大きなゲームをしないといけない。一つの映画を作って次を作り、また一つ作るというのはやりたくない。私はもっと壮大なストーリーにしたいんだ』とね」「『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな、シリーズものの小説があるとして、それを脚色するんだ。理論上はよかったが、脚色する小説を書かなくてはならなかった」
最終的にキャメロン監督は、前作に引き続き監督を担当。当初は2作目を作る事が果たして正しい事か自問自答したという。
「もう一つの『アバター』映画を自分が果たして作りたいのか、長い時間をかけてじっくり考えたよ。失敗したくないからね」「明らかな成功をした後、また挑戦したい?すごいプレッシャーだよ。取り決めに納得するまで2年ぐらいじっくり考えた」
さらに、キャメロン監督はこう続けた。
「気候変動、森林破壊等、我々人間の自然との関わりは未だかつてない危機に瀕している。『アバター』はそういう事についてでありながら、時代を超えた映画でもあるんだ」「話が単純すぎると批判する人もいるけれど、そんなに単純な話じゃない。宇宙的な話であり、どこの誰であれ理解し感情移入出来る事なんだ」