米ベテラン俳優 ディズニー新作『バズ・ライトイヤー』を批判 「トイ・ストーリー」からの継続性が欠如

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ティム・アレン
ティム・アレン

 俳優でコメディアンのティム・アレン(69)が、ディズニー新作映画『バズ・ライトイヤー』(7月1日から日本公開)を批判している。オリジナルシリーズ「トイ・ストーリー」ではそのキャラクターの声を務めていたが、クリス・エヴァンスに交代したスピンオフ作が海外の公開初週末で興行収入が振るわなかったのは、シリーズの継続性の欠如と、「新しいチーム」により自身がバズから外されたことが原因だとみているようだ。

 『エクストラ』に対してティムはこう話す。「素晴らしいストーリーなんだけど、おもちゃとなんのつながりも感じられない。バズとの関連性がないんだ」「この話は何年も前にしたんだけど、最初の4本を手掛けた上層部は今回携わっていない」「最初のシリーズには全く関係していない新しいチームなんだ」

 主役のウッディの声を務めたトム・ハンクスとティムが共演した1995年公開のシリーズ第1弾『トイ・ストーリー』は3億7300万ドル(約506億円)の興行収入を記録。それ以来、続編及び短編アニメでもティムがバズの声を担当していた。

 新作『バズ・ライトイヤー』は北米公開初週末に5170万ドル(約70億円)に留まり、ゲイのキスシーンが含まれていることにより、14カ国では公開自体が取りやめられている。

 ティムはまた当初はこの新作がアニメではなく、実写になると考えていたそうで、「ウッディなしで『トイ・ストーリー』のバズは存在しない。どういうアイデアなのかが不明だね。僕は脚本を大事にするタイプだから。すごい大冒険の話になるかと思ったけど、僕が見る限り、大冒険の話でもない」と話した。

 そんなティムがクリスに交代となったのは、共和党支持や保守主義の姿勢を明らかにしたからではないかと一部では噂されており、当時大人気を誇っていた主演シットコム『ラスト・マン・スタンディング』が2017年に終了となったのも、政治的な問題発言が原因であったのではないかとみられている。

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