歌手ビヨンセは、人々が曲に合わせて「くねくね体を揺らす」ためにニューアルバムを作ったのだそうだ。待望のアルバム 『ルネッサンス』の制作が、世界的な新型コロナの流行の中で「世界が恐怖に包まれた時に逃避する」 ための場所になっていたことを明かしている。
ホログラムの馬に、ほとんど何も身に着けず座っている姿が印象的なアートワークをインスタグラムで公開し、ビヨンセはこう綴っている。
「このアルバムを作ることで、私は夢を見ることができ、世界にとって恐ろしい時期に逃げ場を見つけることができたわ」「他に何も動いていない時に、自由で冒険的な気分を感じることができたの」「私の意図は、安全な、評価不要の場所を作ることだった。完璧主義や考え過ぎから解き放たれる場所。叫び、解放し、自由を感じたりする場所。美しい探求の旅だったわ」。さらに「この音楽で喜びを感じてもらえたら嬉しい。体をくねくね揺れ動かし発散するきっかけになってほしいの。ハッ！そして、自分らしくユニークで強くセクシーであることを感じて」と続けた。
また、ハウスミュージックで知られるロビンSは先日、自身の９０年代のヒット曲『ショー・ミー・ラブ』をビヨンセがサンプリングしていることをSNSで知ったと話していた。
『グッドモーニングブリテン』に出演したロビンSは、ニューシングルにその曲の一部が使用されていることについてビヨンセ側から連絡を受けなかったとした上で、「確かめる必要はないわ。歌手は自分の曲を知っているもの」「息子から電話があって、『ママ、ママがあちこちでトレンド入りしてる！ビヨンセが『ショー・ミー・ラブ』を使っていて、ママがどこでもトレンドだよ！』って感じよ」と説明した。
そしてロビンSは、今回フィーチャーされたことを光栄に思っているそうで、ビヨンセとコラボしたいかと聞かれた彼女は、「それはいつも変わらず私の夢だわ」 「このメッセージを、クイーンのビヨンセに、ジェイ・Zに、そしてチーム全体に送るわ。私が生きている間に愛を伝えてくれて本当にありがとう」と答えていた。
ビヨンセは、2016年の 『レモネード』に続く同アルバムを7月29日に発売予定だ。英版『ヴォーグ』7月号の表紙となったビヨンセについて、同誌のエドワード・エニンフル編集長は、こう綴っていた。「新しい音楽が来る。スリリングなほど豊富な…新型コロナウイルスの流行の影響で、あらゆる決断について考えたり考え直したりする時間がずっと長くなったと彼女は説明しています。それが彼女のやり方です」
