シンガー・ソングライターのビヨンセが、自身の誕生日に合わせて、代表作である2作目のスタジオ・アルバム「B'DAY」の完全リマスター・拡大版となる20周年記念エディションを発表した。2006年9月4日にリリースされた同作は当時25歳だったビヨンセが陣頭指揮を執り、わずか2週間で制作された意欲作だった。
収録曲には当時交際相手だったラッパーのジェイ・Zをフィーチャーした楽曲が2曲含まれるほか、デラックス版とインターナショナル版にはUGKのバン・B、スリム・サグ、シャキーラ、アレハンドロ・フェルナンデスが参加していた。
今回の拡大版には新たにスペイン語楽曲が多数収録される。ビヨンセはコロンビア出身のスーパースター、マルーマと組んだ「Cuerpo Tumbao (Get Me Bodied)」で、セリア・クルスの「La Negra Tiene Tumbao」をサンプリングし、人種差別に屈しなかったクルスの誇りへの敬意を捧げた。
さらに、「Irreemplazable (Como La Flor)」では歌手のセレーナさんをフィーチャー。故人の遺産管理団体からは異例の使用許可を得ており、それぞれのジャンルで壁を打ち破ってきたテキサス出身の2人のアイコンによる、象徴的なデュエットとなっている。
音源だけでなく、当時35mmフィルムで撮影されたミュージックビデオも4Kでリマスター・再カラーリングされており、ソフィー・ミュラーが監督を務めたジェイ・Zとの共演曲「Déjà Vu」の4K版も公開済みだ。