米俳優ザッカリー・リーヴァイ(41)は、5年前「完全な神経衰弱」に陥っていたそうだ。映画『シャザム!』などで知られるザッカリーは、幼少期のトラウマとキャリアに関する自信喪失から、人生を通して不安とうつ症状に苦しんできたそうだが、5年前にどん底を経験したという。
ザッカリーはポッドキャスト番組『ハート・オブ・ザ・マター』で、こう話している。「人生の大部分でこれらのことで苦労してきた。5年前に37歳になるまで、これらのことに苦しんでいるって気づかなかったんだ。そして完全な神経衰弱に陥ったよ」
テキサス州オースティンに引っ越した後に、レストランを決めるなど普通にしていたことができなくなったそうで「どの場所で食べるべきなのか決められず10分ぐらい車を走らせていた。『ザック、ただ何か食べろ。なんだっていい。ピザでも中国料理でも。ただ何か食べろ。腹が減っているから、食べるんだ』っていうのじゃなくてね」「トラックに座り、ハンドルを握って、あたかもその時起こっていたことを取り払うように体を前後に揺らしながら、涙を流していたことをはっきり覚えている。ただ泣いていたんだよ『神様、助けて下さい』ってね」と当時を振り返る、
また自殺が何度も頭をよぎり、引っ越したことで周りに支えとなる人々もいなかったことから、ある親友の勧めで入院を決め、精神病棟で3週間にわたる「人生を変え、命を救う集中治療」を受けたという。
そして現在は、食生活と運動、良い睡眠習慣、そして信仰で精神の健康な状態を保っているそうだ。「祈りと瞑想はとても大切だ。それは同じようなものでもある。ある意味でね。祈りが瞑想となる時もあれば、神にただその時を任せる時もある」