ラッパーのエミネムにとって、自身のメンタルヘルスや薬物依存との闘いをラップで語ることが、セラピーとなっているという。
エミネムは、自身のラジオ局 シェイド45の番組『スウェイ・イン・ザ・モーリング』で、ウェストサイド・ブギーが、自身の「重荷」を探索するのに音楽を使っていると話した際、「ラップの素晴らしい事の一つは自身の人生を盛り込める事だよ」「どうやって、そこから広げていこうか考えていたけど、分からなくなってしまったみたいな感じ」と答えた。
またブギーの新作アルバムについて語る中、エミネムはこう続けた。「セラピーみたいなんだ。僕にとって、いつだってそうだった。このブギーの新しいアルバムはタイトルも何もかもすべて素晴らしいね」「彼を見てるとずっとずっとよくなり続けてる。信じられないぐらいにね。彼は自身の人生をこのアルバムに盛り込んでいる。分かるだろう?ラップはセラピーみたいなんだよ」
薬物依存と闘い続けてきたエミネムは、2007年には薬物依存治療に使われる鎮痛薬メサドンの過剰摂取で命を落としそうになり入院、医師からはヘロインを4袋摂取したのと同様だと告げられたという。
一方でエミネムは、バズ・ラーマン監督の新作映画 『エルヴィス』のサウンドトラックに、自身と波乱万丈であったエルビスの人生を対比させたシーロー・グリーンとのコラボ曲『ザ・キング・アンド・アイ』を提供している。