大御所ロックバンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズが、サポートアクトのラッパー、エイサップ・ロッキーが遅刻したことにより、ヘッドライナーであったにも関わらず先にステージに上がるといったハプニングが起きた。22日に英国マンチェスターのエミレーツ・オールド・トラフォードで行われたコンサートで、オープニングアクトのサンダーキャットに続いて出演する予定だったエイサップが遅刻したことから、レッチリが代わって先に出演。結果的にエイサップがヘッドライナーとなってしまう事態となり、レッチリファンを落胆させた。
ファンの1人は「エイサップ・ロッキーがレッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブを台無しにした」とツイートしている。また別の投稿には「30年以上もライブに通い続けているが、こんなことは初めて。多くのファンが失望した。奇妙な夜の終わり方だった」と綴られている。
5万人の観客には「不測の事態により、エイサップ・ロッキーがレッド・ホット・チリ・ペッパーズのすぐ後に出演することになりました」と書かれた会場内の掲示板で、この入れ替えが知らされた。
最近パートナーのリアーナとの間に第一子を授かったエイサップ(本名ラキム・メイヤーズ)は今年4月20日、プライベート機でロサンゼルス国際空港に到着した際、昨年11月に起こった銃撃事件に関与した疑いがあるとして逮捕されていた。被害者の届け出によると、事件当時に別の2人の人物とハリウッドの路上を歩いていたエイサップと口論になり、銃で3、4発撃たれたうちの1発が左手をかすったという。その後エイサップは、55万ドル(約7400万円)の保釈金を支払い釈放されていた。