父がスペアリブに!? 商品ラベルに「お父さんありがとう」の〝意味深メッセージ〟 父の日で話題

松田 和城 松田 和城

 「父の日」(19日)に向けた18日、長野県のスーパーマーケット「TSURUYA(ツルヤ)」で、商品ラベルに「お父さんありがとう」と表示されたスペアリブが並ぶ写真を紹介したツイートが「不穏だ」「お父さんの肉…?」などと注目を集めている。投稿したえぬびい(@enuenuenubi)さんに話を聞いた。

 容器いっぱいに詰められたスペアリブ。商品ラベルには値段、内容量の下に「お父さんありがとう」の〝意味深メッセージ〟が。ネット上では、スペアリブに姿を変えてしまった父親に対し、子供が感謝を伝えているというホラー展開を想起する人も少なくなかった。えぬびいさんは「父の日」前日の18日夕方にスーパーマーケットを訪れ、目を丸くしたという。「平穏なスーパーマーケットに突如奇妙な世界観ができ上がり、おどろきました」と振り返った。

 同日21時ごろに投稿してから20日現在までで1万リツイートを超える大反響。

 「今日のご飯はお父さんよ」「変わり果てた姿のお父さん…」など大喜利を交えたさまざまな反応が寄せられている。特に、父親が食べ物になってしまうようなエピソードが多く寄せられたといい「藤子不二雄、筒井康隆、ピーターラビット、封神演義などの作品にもあるようで、いろいろな情報が集まって面白かったです」と語った。

 TSURUYA担当者によると、〝意味深メッセージ〟は消費者の目を引くための「アイキャッチ」で普段から値札の下にコメントが表示されているという。「アサリだと『アサリの砂抜きをしてください』とかいろんなことで使っています」。今回も他意はなく、父親への感謝を伝える旨で表示した。ひな祭りの日、母の日なども同様で「父の日だからといって特別に行ったことではないです」と強調した。

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