青森県青森市の「青森県営浅虫水族館」が実施している、水槽の目の前にホタテの食品サンプルを並べたユニークな展示方法がネット上を中心に話題となっている。浅虫水族館広報担当の石田勝則氏は、地元特産品であるホタテ貝を通した「食育」に期待を寄せている。
展示サンプルは「ホタテの刺し身」「ホタテの貝焼きみそ」「ホタテ貝のみそ汁」「ホタテフライ」の全4種類。青森県むつ湾の海を再現した長さ15メートルのトンネル水槽「むつ湾の海」の前に並んでいる。水槽ではホタテやホヤなどの養殖の様子や、むつ湾で暮らす生き物の姿を間近で観察できる。
地元民にとっておなじみだというホタテ貝。「食育を通して水産資源の管理や、その大切さについて皆さんに学んでほしい」と、2015年から食品サンプルを置き始めた。観光客からも好評で石田氏は「『こういう食べ方あるんだ』と話している方もいました」と手応えを語った。