ボン・ジョヴィ創設メンバーが死去、70歳 ジョンが追悼「バンドの結成に不可欠な人だった」

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 ボン・ジョヴィのベース奏者、アレック・ジョン・サッチさんが死去した。70歳だった。バンドのフロントマンであるジョン・ボン・ジョヴィ(60)が5日、訃報を伝えた。

 「アレックはバンドの結成に不可欠な人だった」「正直なところ、僕らは彼を通してお互いの道を見つけたんだ…」「今日その特別な思い出が、僕に笑顔と涙をもたらしている」「彼がいなくなって、本当に寂しいよ」とジョンはツイッターに綴っている。

 アレックはドラマーのティコ・トーレス(68)の幼なじみで、リッチー・サンボラ(62)が、ギタリストとして加入したのも、アレックがライブに連れてきたことがきっかけだったという。アレックは、ティコとともにファントムズ・オペラのメンバーだった一方、元ボン・ジョヴィのメンバー、リッチーと一緒にメッセージというバンドでも演奏していた。

 ボン・ジョヴィに参加する前、アレックはセアビルのフンカブンカ・ボールルームの支配人をしており、ジョン・ボンジョヴィ・アンド・ザ・ワイルド・ワンズをブッキングしていた。アレックは1983年のボン・ジョヴィ結成時から在籍し、1994年に脱退したが、2001年、そして2018年には、ロックンロールの殿堂入り式典で再会している。アレックは当時こう語っていた。

 「何年も前にジョン・ボン・ジョヴィが僕に電話をかけてきて、バンドに誘ってきた時、彼がどれだけ真剣かがわかった。彼には伝えたいビジョンがあったんだ」

 「そのビジョンの一部になれたことを、僕はとてもうれしく思っているよ」

 アレックは、ボン・ジョヴィの一員としてニュージャージーの音楽シーンで大きな存在となっていった。

 ボン・ジョヴィは、ジョン、ティコ、ヒュー・マクドナルドに加え、キーボードにデヴィッド・ブライアン、ギターとトークボックスにフィル・Xを迎え、今も活動を続けている。アレックの死因や死亡場所は現時点では明らかにされていない。

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