お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の肥後克広と寺門ジモンが14日、所属事務所を通じ、11日に61歳で急逝したメンバーの上島竜兵さんへの追悼コメントを発表した。
リーダーの肥後は「全国のダチョウ倶楽部ファンの皆様、今回はこのようなことになってしまい、申し訳有りませんでした。仕事関係者の皆様、申し訳ありませんでした」と謝罪。「何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。でも、それが上島の芸風です。「皆で突っ込んでください。『それ違うだろ!』『ヘタクソ!』『笑えないんだよ!』と地面でも蹴ってください。皆に突っ込まれる、それが上島の芸風です」と、上島さんへの尽きせぬ思いをうかがわせた。
その上で「ダチョウ倶楽部は解散しません」と明言。「二人で純烈のオーディションを受けます。ヤーッ!」と冗談めかしつつ、「どんな悲しいことがあってもみんなでクルリンパ!」と、上島さんの持ちギャグで締めくくった。
ジモンも「ダチョウ倶楽部上島竜兵を愛してくれた皆様本当に申し訳ありませんこんな形でのお別れです」と謝罪。「僕は竜ちゃんと出会って40数年苦しい時も楽しい時もいつもそばにいてくれました!!本当にありがとう!!竜ちゃんがいたから僕はあります!」と上島さんに感謝し、「大好きなお酒を今も飲んでいるんじゃないかな?これからもダチョウ2人のそばで見守ってください!ずっと忘れないよ!ずっと一緒だよ!」と感情をあらわにした。
ダチョウ倶楽部は1985年に上島さんと肥後、ジモン、南部寅太(現電撃ネットワーク・南部虎弾)の4人で結成。87年に南部が脱退し、トリオとなった。「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」「スーパージョッキー」などで注目を浴び、93年にはギャグ「聞いてないよォ」が流行語大賞大衆部門・銀賞を受賞。その後もリアクション芸を中心にお茶の間を楽しませ続けていた。