紅白の旗を使用した〝旗揚げコント〟で人気を博したナンセンストリオの岸野猛（きしの・たけし、本名・伊東正弘＝いとう・まさひろ）さんが死去していたことが１日、分かった。所属の漫才協会が発表した。同協会はよろず～ニュースの取材に対し、死亡日時や死因は把握していないと回答した。
岸野さんは１９６４年、漫才師で現・青空球児・好児の青空球児らと「ナンセンストリオ」を結成。球児が同年中に脱退し、コメディアンの故・前田隣さんが加入後、「赤上げて、白上げて、赤下げないで、白下げる！」といった旗揚げコントや「親亀こけたらみなこけた」のギャグで人気を博した。
１９７０年代にナンセンストリオを解散した後は、元「トリオスカイライン」の故・原田健二さんと漫才コンビ「ナンセンス」を結成。２０１８年にコンビを解散後、主に漫談家として１人で活動を続けていた。
