マイケル・J・フォックスのドキュメンタリー映画がアップル・オリジナルにより現在製作中だ。同作品では、大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を含むマイケルの輝かしいキャリアのほか、名声を得たことによる苦悩や29歳の時にパーキンソン病に診断されたことなどが語られる。
ニューヨーク、ロサンゼルス、バンクーバーで撮影中の『不都合な真実』のデイヴィス・グッゲンハイムが監督を担う同作は、「ドキュメンタリー、アーカイブ、脚本の要素」をもって「フォックスの類まれなストーリーを自らの言葉で語る」という。
アップルは声明の中で「ノスタルジックなスリルと映画的華やかさに溢れたフォックスの公の生活の記憶が、29歳の時にパーキンソン病に診断された後の年月を含む、未公開のプライベートな旅路と共に展開します」「親密で正直、フォックスと彼の家族からかつてないほどの協力を得た同映画は、フォックスの私的、もしくは仕事面での勝利と苦労を年代順に記録し、不治の楽天家が不治の病に直面するとどうなるのかを探求します」「冒険とロマンス、コメディとドラマが混ざり合ったこの映画を観ることは、マイケル・J・フォックスの映画を観るようなものです」と話している。
1980年代初期にドラマ『ファミリータイズ』でブレイクし、1985年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で世界的なスターの座に上り詰めたマイケル、その後『ティーン・ウルフ』や『ドク・ハリウッド』といった映画に出演、1990年代にドラマ『スピンシティ』出演中自身がパーキンソン病を患っていることを明かしていた。マイケルは自身の財団、マイケル・J・フォックス・ファウンデーションを設立、治療法の研究資金調達や啓蒙活動に従事してきている。
そんなマイケルは、闘病生活を続けながら『レスキュー・ミー NYの英雄たち』や『グッド・ワイフ』といったドラマに出演したが2020年に俳優業からの引退を表明していた。