ウィル・スミスのビンタ騒動 アカデミー賞が非難 調査に着手

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クリス・ロックを平手打ちしたウィル・スミス(右)
クリス・ロックを平手打ちしたウィル・スミス(右)

  アカデミー賞を主催するアメリカ映画芸術科学アカデミーが、クリス・ロック(57)を平手打ちしたウィル・スミス(53)に対する調査に着手した。同団体は、27日(日)夜の授賞式で妻ジェイダ・ピンケット=スミスをからかったクリスの顔をビンタしたとして『ドリームプラン』のウィルを非難、「州の法律に従い、正式な調査を始めた」と声明を出した。

 ウィルは、第94回アカデミー賞で主演男優賞を受賞、ハプニングは自己免疫疾患の脱毛症で髪を剃り落としたジェイダがクリスのジョークのネタにされたことに対して抗議の行為だったものの、一部のアカデミー会員からは何らかの処分を求める声が上がっている。

 ある会員はBBCにこう語っている。「朝、目が覚めて、ウィル・スミスがしたことについて、とてもがっかりした気持ちになりました。彼は(暴力で)注目を受けることになってしまった。暴力を振るうような場ではなかったのです。多くの人々がショックを受けていました。子供たちもいました。お祝いをする場でしたのに」

 一方、ウィルは受賞スピーチの際に平手打ちについて言及、「私は、そんな愛と思いやりと配慮のある大使になりたいです。アカデミーに謝りたいと思います。ノミネートされた仲間の皆さんに謝りたいです。素晴らしい瞬間ではありますが、受賞して泣いているのではありません。賞の獲得は関係ないのです」「愛がクレイジーなことをさせてしまうのでしょう」と謝罪していた。

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