NBA選手レブロン・ジェームズが2022年ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)で最低主演男優賞を受賞した。映画界のワースト作品にスポットを当てる毎年恒例の授賞式で、『スペース・プレイヤーズ』の主役を演じたレブロンが同賞を受賞した。
同作品は最低スクリーン・カップル賞と最低リメイク、パクリ、続編賞も受賞したが、最低主演女優賞、最低助演女優賞、最低監督賞、最低脚本賞を含む計5つの賞を獲得したネットフリックスによるダイアナ妃のブロードウェイミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』に最低作品賞を奪われた。
ラジー賞はまた、ブルース・ウィリスに独自の部門、2021年ブルース・ウィリス出演映画最低パフォーマンス賞を特設し8作品がノミネート、『コズミック・シン』が同賞に輝いた。
これまでラジー賞を4度受賞しているウィル・スミスは、『ドリームプラン』で、ジェイミー・ドーナンやニコラス・ケイジを制して名誉挽回賞を受賞、同賞は2020年にエディ・マーフィ、2019年にメリッサ・マッカーシーが受賞している。
「アカデミー賞の醜いいとこ」と自称するラジー賞は、1980年にUCLA映画学校の卒業生で映画業界のベテラン、ジョン・J・B・ウィルソンとモー・マーフィーによって創設された。
【2022年ラジー賞受賞作品】
◇最低作品賞
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
◇最低主演男優賞
レブロン・ジェームズ『スペース・プレイヤーズ』
◇最低主演女優賞
イェンナ・デ・ヴァール『ダイアナ・ザ・ミュージカル』
◇最低助演女優賞
ジュディ・ケイ『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
◇最低助演男優賞
ジャレッド・レト『ハウス・オブ・グッチ』