米女優のサリー・ケラーマンが死去した。84歳だった。1970年公開の名作「M☆A☆S☆H マッシュ」で、ホットリップスことマーガレット・ホーリハン少佐役を演じアカデミー賞にノミネートされていたサリーは、認知病の闘病生活の末、24日、カリフォルニア州ウッドランド・ヒルズの施設で息を引き取ったという。
サリーの広報担当者がこの訃報をバラエティに明かした一方、息子のジャック・クレーンさんは母親が他界する前夜に別れを告げていたことをTMZに話している。
サリーは60年に渡る華やかな女優人生の中で「バード★シット」「ロサンゼルス・それぞれの愛」ほか、「マッシュ」の監督ロバート・アルトマンによる「ザ・プレイヤー」や「プレタポルテ」などの映画に出演したほか、テレビの世界でも活躍。「トワイライト・ゾーン」「スタートレック」「アウターリミッツ」「マロン」「デッカー」などに出演していた。
さらに歌手としても1972年にデビューアルバムをリリース。2枚目を2009年に発表しており、出演作「バード★シット」「失われた地平線」「ブルージーンズジャーニー」のサウンドトラックにも参加するなど多彩ぶりを見せていた。
サリーは1970年にプロデューサーのリック・エデルスタインと短い結婚生活を送った後、1976年には姪クレアを養子に迎えており、その後1980年に脚本家のジョナサン・D.クレーンと結婚。夫妻は双子のジャックとハンナを養子に迎えていた。