人気俳優の死を題材にした作品から元婚約者女優が降板「リアル過ぎる」

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ミシェル・ウィリアムズ、ヒース・レジャー
ミシェル・ウィリアムズ、ヒース・レジャー

 『マンチェスター・バ・ザ・シー』などで知られる女優ミシェル・ウィリアムズ(41)が、元婚約者で俳優のヒース・レジャーの死を題材にした映画『ブラッド』から降板していたという。2008年に、ヒースは過失による薬物の過剰摂取により28歳の若さで他界。ヒースとの間に、現在16歳になる娘マチルダを出産しているミシェルは「未だリアル過ぎる」という理由で出演を断ったそうだ。

 ヒースの友人であった同作の監督ブラッドリー・ラスト・グレイは、エンターテイメント・ウィークリー誌にこう話している。

 「撮影の準備を進めている時に、彼女はそれが未だ自分にとってリアル過ぎるということに気が付いたんです。そして丁寧に断ってきました」

 ミシェルが演じる予定だった役は、夫を亡くした後日本へ向かい旧友と再会する中、再び恋に落ちることに心を開いてゆく女性クロエ。この役は『ブレードランナー 2049』のカーラ・ジュリのもとに渡った。

 グレイ監督はヒースの死の重みをミシェルと共に感じているとして「私達はこの死の重みを分かち合っているのです。親しい人を亡くした時の重みを常に抱えているという感覚をです」と続けた。

 深い悲しみとの葛藤を描いた『ブラッド』はすでに2022年サンダンス映画祭で、審査員特別賞を受賞している。

 アン・リー監督による2005年作『ブロークバック・マウンテン』でヒースと出会い、2007年に破局していたミシェルは、元婚約者の死が自らを「変えた」と以前明かしていた。

 ヒースは『ダークナイト』の演技で、死後にアカデミー助演男優賞を受賞。一方ミシェルはその後、ブロードウェイ・ミュージカル作『ハミルトン』の演出で知られるトーマス・カイルと結婚、2020年には夫妻の第1子が誕生している。

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