「アイマス」高槻やよいが高槻市観光大使に!グッズ発売は平日朝から大行列

杉田 康人 杉田 康人
大阪府高槻市の観光大使に就任した高槻やよい(高槻市観光協会提供)
大阪府高槻市の観光大使に就任した高槻やよい(高槻市観光協会提供)

 大阪府高槻市の「たかつき観光大使」に就任したアイドル育成ゲーム「アイドルマスター」(アイマス)シリーズの人気キャラクター・高槻やよいの観光大使オリジナルグッズが20日から同市で発売され、一日でアクリルスタンド、クリアファイル、缶バッジのセットが約200セット売れるなど盛り上がりを見せている。

 グッズが販売された阪急高槻市駅内にある高槻市観光協会の事務所には、20日午前9時のグッズ発売開始前から行列ができた。観光協会の担当者によると、平日朝にもかかわらず35人ほどが並んでいたといい「30~40代の男性が主だったが、女性も多かった。想定以上」と、ふだんは発生しない人だかりに驚いていた。

 1人につきグッズ各種1個までと販売が制限されたが、セットで買っていくプロデューサー(アイマスファンの総称)がほとんど。グッズが同時発売された同市の安満遺跡公園でも、同様の現象が起こった。公園内の飲食店では、指定メニューを注文すると高槻やよいのオリジナルコースター、ランチョンマットがもらえるキャンペーンも開始され、好調なオーダーを見せている。

 観光協会事務所と同公園には、歴代の女性観光大使が身にまとった前方後円墳ワンピースを着用し、同市のキャラクター「はにたん」のポシェットをかけた高槻やよいの等身大パネルが設置された。

 たかつき観光大使には同市出身で歌手のウルフルケイスケ、3人組ロックバンド・ヤバイTシャツ屋さんのしばたありぼぼ、ダンスロックバンド・夜の本気ダンスのマイケルなどそうそうたるメンバーが名を連ねるが、2次元のキャラとしては初の栄誉だ。

 高槻市には「弥生が丘町」や「弥生橋」などの地名があり、安満遺跡公園には弥生時代の遺跡が眠るなど「高槻」と「やよい」のつながりがある。高槻やよいの誕生日・3月25日には、阪急高槻市駅近くの「やよい軒」に行列ができるなど、高槻市は高槻やよいファンの聖地となってきた。

 人気に注目した高槻市観光協会が、バンダイナムコエンターテインメントにたかつき観光大使就任を打診した。高槻やよいの表敬訪問を受けた高槻市の濱田剛史市長は、キャラがプリントされたマスクを着用して歓待。「観光大使として、高槻の観光を盛り上げてほしい」と期待する。

 観光大使就任のPR効果は上々。観光協会によると3月25日に同市でバースデーイベントを企画中で、聖地での〝生誕祭〟はさらなる熱気を呼びそうだ。

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