「寿司が美味すぎる!!」「寿司!美味すぎるだろ!反省しろ!」と主人公が絶叫しながら寿司を食べ集める3Dアクション無料ゲーム「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!」が昨年12月29日にリリースされ、シンプルなルールと作り込まれた内容のギャップが「爆笑した」「才能の無駄遣い」とツイッター等で話題になった。制作者の「ただすめん」さん(ツイッターアカウント: @tadasumen)はクラウドファンディングで資金を集め、オリジナル主題歌やプロ声優によるキャラクターボイスを組み込んだ。
「寿司が消滅の危機に直面している世界」で寿司を救おうと、主人公が試練に立ち向かう。画面に表示されるライフゲージを保つため、寿司を”補給”しながら各ステージのクリアを目指す。主人公は森の中や路上など、さまざまなシチュエーションで寿司を食べ集めながら「あまりにも美味いぜ!」「美味すぎる!」と勢いよく寿司愛を叫ぶ。ただすめんさんは「お腹がすいたとき常々思っていたことをゲーム化しました」と制作のきっかけを振り返った。19年には同ゲームのプロトタイプ動画を公開し、注目を集めていた。
基本ルールはシンプルだが、主人公の声をプロ声優が担当し、寿司ネタを歌詞に盛り込んだ軽快なオリジナル主題歌を制作するなど、豪華な演出が盛り込まれた。主人公がダイナミックにジャンプする演出も見所だ。
「制作いただいた主題歌、プロの声優さんの演技等のおかげで、気づいたらガワだけは立派なゲームになっていました」と謙遜するが、昨夏のクラウドファンディングで目標額の6倍以上の制作資金(約61万円)を集めたことからも同作の人気の高さが分かる。ただすめんさんは「おかげさまで想定を超える資金が集まり、心に余裕を持った制作ができました。無職なので助かりました。出資者の方々には感謝してもしきれません」と述べた。
これまでも「PIEN-ぴえん-」「PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN」など、ユニークなオリジナルゲームを制作してきた。「無責任に自分の面白いと思う事を詰め込めるのが最高です。いつも自分で作ったゲームを大笑いしながらプレイしています」と個人制作ゲームの魅力を伝えた。
ゲームのダウンロードはただすめんさんのホームページ「くそいサイト」から。WindowsのPCでプレイできる。