女性3人組のボーカル&ダンスグループJewelが20日、グループ解散を発表した。所属事務所によると、新型コロナ禍により活動が制限され、話し合いを重ねた結果だという。「解散に伴い、解散ライブなどは行わない予定です。ファンクラブの今後に関しては、ファンクラブサイトにてお知らせ致します。これまで約11年間のJewelの応援、誠にありがとうございました」とした。
同グループは2010年6月に「J☆Dee’Z」としてデビューし、10周年を迎えた19年6月に「Jewel」にグループ名を改名。2016年からはNono、ami、MOMOKAの3人体制となり、口パク一切なしの生歌とコーラスも取り入れる実力派グループへと進化。ダンスには、現代のタップダンスともいえる、新しいリズムを奏でながら踊る“ボディーパーカッション・ダンス”を取り入れ、ボーカル&ダンスグループとしては希少な生歌&コーラス&ボディパを奏でるパフォーマンスを発信した。
Nono、ami、MOMOKAのコメントは次の通り。
<Nonoコメント>
最初に、Jewelerの皆さん、大好きです。今まで沢山の愛をありがとうございます。この1年間Jewelerさんを待たせてしまっているのが本当に苦しかったです。
不安にさせてごめんね。
皆さんから愛のある言葉を頂く度に、嬉しさと申し訳なさ、他にも色んな感情で
ぐっちゃぐちゃになって気持ち悪くなる自分がいて…
なかなかSNSを更新するのが億劫になってしまっていたの。心配かけてごめんね。
小学3年生から10年。他は全部捨てて来たからこそこんな結果になってしまい悔しさはすごくあるけど今は前向きに進もうと思えています。
今後も大好きな表現の世界にいたいと思っているので、応援して頂けるとすっごく嬉しいです。
とは言っても皆さんの気持ち、そんなすぐに追いつかないのも承知しています。なので、もし見かけたら頑張っているんだなぁと見守って頂けたら嬉しいです。
最後に皆さんに会いたかったです。ライブをしたかったです。解散ライブ、何度か試みましたが結局こんな形で終わってしまい本当に申し訳ないです。
そして約束、守れなくてごめんなさい。出会ってくれて、応援してくれてありがとう。
<amiコメント>
すごく久し振りの活動報告が、こんな悲しいもので本当にごめんなさい。
もし私がJewelerさんだったらどんな言葉をかけて欲しいかなって考えても、どうにも悲しいことに変わりなくって
今あなたがどんな顔をして、どんな気持ちで、この文を読んでいるのか想像すると、本当に苦しく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
だけどJewelerさんに今1番伝えたいのは謝罪じゃなくて、感謝です。
よく私達Jewelの紹介で"崖っぷち"という言葉が使われました。あれは宣伝用の大袈裟なキャッチコピーではなく、本当のことでした。今まで何度も自分の意思と反して、解散の危機がありました。そんな時にいつも光になってくれたのがJewelerさんです。手紙、DM、特典会の会話、ステージ上から見る笑顔、応援してくれるあなたという存在に何度救われたことか。
本当にありがとう!本当に本当にありがとう!!!
あなたがいたから頑張れました。
だから私も支えになりたくて、恩返しがしたくて、それを一番伝えられるのがライブでした。間違いなく最高だったと言える10年間で、唯一後悔が残るとすると、最後にライブが出来なかったことです。今もまだ諦めてないくらい。ありがとうって最後くらい会って目を見て直接言いたかった。それすら叶わなくて、ごめんね。
Jewelとしての嬉しい報告がずっと出来なかったこの1年。
とにかく止まるのが怖くて私にできることの精一杯として動画投稿はずっとしていました。それが逆に不安にさせてたかな、、?何かしていないと保てなかった私の心のためでもあったんだ、ごめんね。10歳の頃から、何よりも優先して大切にしてきた大好きなグループ。ずっとずっと大好きなグループ。Jewelerさん、事務所やレーベルのスタッフさん、ライブを一緒に作ってくれたスタッフさん、バンドメンバーさん、そして何より大切な仲間NonoとMOMOKA。
この10年で出会った人、思い出、全部私の宝物です。
Jewelerさんがしてくれた事、言葉、思い出がこれから先も私の支えであることは変わりません。
あなたに出会えたことが幸せでした。
ありがとう。大好きです。
<MOMOKA コメント>
1月20日をもってJewelが解散することになりました。
まず初めに、応援してくださっていたJewelerの皆さん、10年以上もの間支えてくださって、沢山の愛をくださって、本当にありがとうございました。
そしてライブをせず、このような形で終わってしまうこと、ごめんなさい。
ファンの方、スタッフの方、メンバーも含め、本当に沢山の方に支えられて愛されていたと思います。
Jewelとして、J☆Dee’ZのMOMOKAとして活動できた時間は本当に幸せで、私の原点です。出会ってくださってありがとうございます。出会えてよかった。
この話が出た時、今の形を変えてでも活動を続けるべきかな、と考えた時もありました。私はまだまだJewelとして音楽を届けたいと思っていたからです。
でも、今までの10年以上、走り続けてこれたのは、Jewelerのみんな、スタッフのみなさん、そして一緒に支え合えることのできるメンバーがいたからで。私にとってJewelとして音楽を続けるならamiとNonoが隣にいてほしかった、2人がいないとJewelじゃないと思った。一つ一つの楽曲、全部に私達3人と重なるところがあって、この3人だから届けられたものだと思ってたから。
3人で続けられないのであれば、このまま続けるのは違うなって、、意味がないのかなって思いました。
でもそんな決断をしてからは何をしていてもJewelのことが頭から離れなくて。Jewelって言葉を聞くたびに色んな人達の顔が思い浮かんだり、SNSを見て胸が苦しくなったり。本当にJewelは私の居場所だったし、大好きなんだな、と感じました。ひとひらの涙のMVで私が話したこと、覚えていますか?私はあの時の気持ちから一度も変わっていません。
「このグループで活動しなくなったら、もう芸能活動をやめてもいい」。ずーっとこの気持ちで、グループ一本でやってきました。だからこそ、このような形で終わってしまうことが本当に悔しくて。
それぞれの人生を、と言う言葉があるけど、私にとってこれからの人生で大事にしていきたいと思っていたのはJewelだった。今まで色んなものを捨てて、この活動を続けてきたからこそ、ショックもあった。
せめて最後にライブしたかったけど、難しかった。色んな壁があって。そんなに好きだったなら責任持って届けなよって思う方もいると思います。本当にごめんなさい。正直、やり切れたかって言われたらやり切れてない。悔しい気持ちでいっぱい。なんで、?どうして?って。考え始めたらキリがないくらい。悔いが残らない終わり方をしていたら芸能の活動はやめるつもりだったけど、もう少し続けてみようと思っています。
これからは1人になってしまうけど、表現に関わっていたいと思っています。どんなことをしていくかはまだ自分でもわかりませんが、ジャンルは違えど新しい活動をしていく私をこれからも見守っていてくださると嬉しいです。
今後も皆さんにたくさん笑顔を届けられますように。