女優ドリュー・バリモア(46)は、1986年のテレビ映画「おもちゃの国のクリスマス」で共演したキアヌ・リーブスと(57)とロサンゼルスの街を疾走したことを決して忘れないという。その後の人生で再現するのが難しいと感じる解放感をキアヌが与えてくれたそうだ。
キアヌを自身のトークショーに迎えて、ドリューはこう語った。
「あなたとの思い出を話していい?私はクラブにいて16歳の誕生日だった。そこにあなたが来てくれた。これは私の記憶。何か付け加えたり、おかしいところがあれば教えてね。あなたはやってきて、私の手をつかんで外に連れ出し、バイクに乗せてくれたの。私の人生で経験した中で一番早いスピードで走った。私を人生最高のドライブに連れて行ってくれた。とても自由だった、私は本当に自由な人間になれたの。人生を愛し、幸せな気持ちになることを思い出す瞬間だった。歳を取れば取るほど、その感覚を得るのが難しくなるから、私はその記憶をとても大切にしている」
一方のキアヌ自身は、ドリューにどこのクラブにいたかを尋ねたくらいで、その出来事をあまり覚えていない様子で、「たしかロサンゼルスのサード・ストリートだったと思う。絶対にサード・ストリートで飛ばしたのよ。しばらく走ってから戻って、またクラブに入ったと思う。あなたが入ってきたかどうかは覚えてないけど」とドリュー。キアヌは「サード・ストリートにいたとしたら。うわ、それは早く走ったんだろうね。バイクに乗るのはスリリングだし、自由な感覚があるよ」と返していた。
自分の節目となる誕生日にこれ以上の贈り物はなかったとしてドリューはこう続けた。
「私は文字通りスキップしてパーティーに戻っていった。スウィート・シックスティーンなんてことは考えてなかったけど、バイクに乗って自由とは何かをわかった瞬間だったし、それ以上に素晴らしいスウィート・シックスティーンの感覚はないと今になって気づいた」