元財務官僚で弁護士の山口真由氏が27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、自身の妹のウーバーイーツのアカウントが乗っ取られ、60万円超の請求があったことについて、詳細を語った。
妹のアカウント乗っ取りによる不正利用では全国各地で150回以上におよんだ。被害総額は86万円7959円だった。請求は運営会社が不正利用と判断し、取り消しとなったため実害は発生しなかった。
山口氏は、妹がカードを使おうとしたら、止められており、確認の電話をしたところ、カード会社から「限度額を超えています」と伝えられたと状況を説明。調べると、ウーバーイーツに多額の注文があったことが発覚したという。妹は2年ほどウーバーイーツは利用していなかった。
番組の調査で、実際に商品は配達されていたことが判明。ただ、配達先の部屋番号などの記載がなかったため“誰に”配達したのかは正確には分からなかった。ウーバーイーツジャパン広報の「アカウント乗っ取りや不正利用をした第三者の調査に関しては必要に応じて捜査機関と情報連携している。捜査に関わるため、詳細の共有は控える」というコメントも紹介された。
ITジャーナリストの三上洋氏は「金銭目的」「いやがらせ目的」の可能性を指摘。山口氏は妹のメールもハッキングされていた形跡があることを明かし、「1日最大28件21万円の注文がされていて、とても個人で消費する量とも思えない」と印象を語った。注文は全国で行われていたが、北海道で特に多く「複数人がアカウントを使っていたんじゃないかな」と推測した。
山口氏は今月19日に自身のツイッターで“被害”を報告。「私は許せない!!」と怒りをあらわにしていた。