必然だった へずまりゅうの惨敗 選挙の〝私物化〟にラスト1週間の謎行動|よろず〜ニュース

必然だった へずまりゅうの惨敗 選挙の〝私物化〟にラスト1週間の謎行動

福島 大輔 福島 大輔
へずまりゅう
へずまりゅう

 24日に投開票が行われた参議院山口選挙区補欠選挙に「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の公認で立候補した、元迷惑系ユーチューバーでタレントのへずまりゅうは、得票総数6809票で落選。〝公約〟に挙げていた1万票獲得に遠く及ばず、SNSからの完全引退を余儀なくされた。これが必然の結果にしか見えないのは、へずまりゅうの選挙活動があまりに〝私的〟だったからだ。

 9月21日に行った出馬会見では、主な出馬理由を「昨年、新型コロナに感染した状態で山口県内を動き回ったことについての謝罪」と明言。国政選挙を私物化しているという指摘を受けたが、「自分はテレビ、メディアで悪い意味で有名にされてしまった。今の自分には拡散力がないので」「2年、3年とたつとオワコンになって忘れられる」とし、あくまで個人の事情を訴えるのみだった。

 何より解せなかったのは、選挙戦ラスト1週間の動き。へずまりゅうはツイッターで他の2候補に対し「ハンディを与える」などとし、選挙区である山口県を離れて東上。岡山、大阪、名古屋、静岡などに立ち寄り、投票前日の23日は東京の渋谷や秋葉原でマイクを握った。その間はなんと、選挙スタッフやN党関係者、立花孝志氏ですら連絡がつかない状態に。選挙に対して真摯に向き合っているとはとても言えない行動に、もはや惨敗を受け入れているようにしか見えなかった。

 開票直後に自民党候補に当確が出て〝秒殺〟での落選。ツイッターでは惨敗を示すNHKの選挙速報を引用リツイートした上で「なんかこれは」と不快感を示し、インスタグラムのストーリーズでもあまりの低得票に「は?」「はにゃ?」と困惑を示してはいたが、さすがに自身も当然予測していたはずだ。

 一夜明けた25日、ツイッターで謝罪したへずまりゅうは「迷惑系なんかで有名になりたくなかった クリーンな形で活躍したかった」と、これまでの活動に後悔をのぞかせた。「迷惑系」への悔いは出馬会見でも口にしていたが、実際に迷惑を被った立場の人間としてみれば、「今さら感」はぬぐえないだろう。

 「悪名は無名に勝る」と豪語していたへずまりゅうだが、結果として悪名は悪名に過ぎないことを証明。立花氏から提供された供託金300万円は、あえなく没収となった。今後、本当にSNSから完全引退するのか、名義を変えるなどして復活するのかなど、まったく先は読めないが、〝お騒がせの血〟が再び騒ぎ出す可能性は、あると感じている。

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