自民党の泉田裕彦衆院議員が29日、自身の公式ツイッターを更新。10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙について「2~3千万円の裏金要求をされました」と明かした。泉田氏の事務所関係者は同日、よろず~ニュースの取材に対し、ツイートは泉田氏本人のものであることを認めた。
泉田氏はツイッターで【総選挙の闇:新潟5区】と題した文書を公開。「今回の衆議院総選挙で、2~3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と衝撃の告発を行った。
同党では2019年の参院選で河井克行・案里夫妻による大規模な買収事件が発生し、今年6月に当選無効が決定。「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました」と説明した上で「そうしたら、選挙は大変でした。。。」と、選挙運動の妨害を受けたことを示唆した。
泉田氏はさらにツイッターを更新し、「選挙に際しての裏金要求はその公正さをゆがめ民主主義の根幹を崩します」と明言。自民党新潟県連の高鳥修一会長に対応を求めたことを明かした上で、「相談するので証拠はあるのか聞かれ、YESと回答しました。しかし、返事は、『県連としては一切関わらないという結論になりました。』とのことでした」とつづった。
泉田氏は元新潟県知事で、今回の衆院選には新潟5区から出馬。前新潟県知事の米山隆一氏、前長岡市長の森民夫氏と選挙戦を繰り広げたが、選挙区では米山氏が当選。泉田氏は比例復活を果たしていた。