俳優のアーミー・ハマー(34)が性的暴行罪容疑で警察から捜査されているという。
「君の名前で僕を呼んで」などで知られるアーミーは、エフィと名乗る24歳の女性から2017年に4時間に渡る性的暴行を受けたと告発されていたが、18日、その女性が記者会見で詳細を明らかにしたことを受けて、ロサンゼルス警察が2月3日から同告発に関し捜査を続けていることを明らかにしたかたちだ。
エフィさんは、自身の弁護士と共に記者会見を開き、当時は妻エリザベス・チェンバーズと別居する前だったアーミーとの4年間にわたる破局と復縁を繰り返した関係の中で、「精神的、感情的、性的に虐待された」と告白した。
さらに「2017年4月24日に、アーミー・ハマーはロサンゼルスで4時間に渡り私に性的暴行を加え、その間、顔にあざが残るほど何度も私の頭を壁に打ち付けました。また彼は、私が同意していなかったほかの暴力行為にも及びました」と明かし、またアーミーは「痛みを感じさせるため」足を叩いてきたそうで、命の危険を感じたエフィさんはその場を離れようとしたものの阻止されたという。
エフィさんによると、2人はエフィさんが20歳の時にフェイスブックを通して出会い、その後、恋に落ちたと思っていたものの、今ではアーミーに「巧みに操作」されていただけだと考えているという。
アーミーはこれらの告発をすでに否定しており、弁護士を通しエフィさんとのショートメールのやり取りを公開。そこには「君とそのような特定の関係を持つことは今はできない。良い結末になることなんてないからね。僕達は話をする友人ではいられるけど、それはできない」と綴られており、その信憑性は証明されていないものの、アーミーは自らと関係を持つことを諦めるようエフィさんを説得していたとしている。
発表された声明の中でアーミーの弁護士は、エフィさんとの関係は、「完全な同意のもと行われ、事前に話し合い合意したもので、両者が参加を望んだもの」としているほか、エフィさんは昨年7月18日にも自身に対し「して欲しいこと」を綴ったメールをアーミーに送ってきており、その際もアーミーはそのような関係は持てないと説明したと明かしている。
さらに同声明には「ハマー氏は(エフィさんの)フェティッシュや異常な性的願望を暴露するつもりは決してありませんでしたが、同氏が弁護士を雇い記者会見を開くなど状況をエスカレートしてきたことから、真実を味方にしているハマー氏は実際に何が起こったのかを明らかにできる機会を歓迎しているのです」と綴られている。
アーミーによるセクハラ疑惑は、食人を示唆するようなコメントなど、アーミーが書いたとされるインスタグラムでのダイレクトメッセージが取りざたされたことで浮上した。アーミーは、このスキャンダルにより、「オンライン上の悪意ある虚偽の攻撃」を受ける中、自身の子供達から離れたくないとしてジェニファー・ロペス主演の新作「ショットガン・ウェディング」を降板している。