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9月に緊急搬送 不整脈→低酸素性脳症だった 大脳の大部分が損傷「植物状態」人気漫画家の現状を家族が説明

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(Sensay/stock.adobe.com)
画像はイメージです(Sensay/stock.adobe.com)

 漫画家の高橋伸輔氏が今年9月に心肺停止状態で緊急搬送され、現在は大脳の大部分が損傷し脳幹が生きている、いわゆる「植物状態」になっていることが1日、わかった。高橋氏のX(旧ツイッター)で親族により公表された。

 高橋氏については、今年9月8日に「伸輔が昨日緊急搬送され、今意識が戻るのを待っています」と高橋氏のアカウントから、高橋氏の妻を名乗る人物がポストしていた。同月12日には「しんちゃんを愛していて大好きなので引き続きできることをやります」「しんちゃんを支えます」と治療を継続することを報告していた。9月の段階では、緊急搬送された理由について詳細な説明はなかった。

 緊急搬送が報告されてから約3カ月が経過した1日、高橋氏のアカウントで「いつも伸輔を思ってくだっている皆様へ」と題して高橋氏の家族の署名入りの文書が公開された。文書は「伸輔が9/7に倒れてから今までについて報告します」と書き出し、「2025年9月7日午後、不整脈が起こり心肺が停止しました。緊急搬送され、その間もAEDで蘇生処置が行われましたが、正常な心臓のリズムが中々戻らず、脳に酸素が送られない時間が続いてしまいました」と緊急搬送前後の状況について説明した。その後については「ICUに入り、3日間たくさんの機械を使って蘇生しましたが、脳に酸素が送られない時間が長かった為、低酸素性脳症となり、大脳の大部分が損傷し脳幹は生きている状態、植物状態と診断されました」と知らせた。

 また「9月中頃に気管切開術を受け、10月の頭にICUを卒業し、同病院の一般病棟に移ったあとも、血圧が低下したり、不整脈が起きたり、排泄がうまくいかなかったり、いつどうなるかわからない状況が続きました」と術後を振り返った。「それでも伸輔はその都度、治療と、皆様の応援の力と自分の力で乗り越えて、今は自分の心臓と肺で呼吸し、意識は無いものの懸命に生きています」と高橋氏の現状を説明した。

 今後については「どんな形であれ、伸輔は生き続けますので、これからも伸輔を信じお祈りいただけますと嬉しいです」とし、「わたしたち家族は伸輔の意識が戻り、また元気に漫画を描くことを諦めていませんので、リハビリや治療など、できることを探し続けやっていきます」と記した。

 高橋氏は講談社のWebコミック「MiChao!」で「アルティメットガチンコ 異種格闘技王伝説」の連載を開始し、漫画家デビュー。代表作は「ピエロマン」など。今年7月には「ピエロマン」の第10巻が発売されている。搬送2日前の9月5日には「なかなか話が進まない… 早く漫画が描きたい」と投稿していた。

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