故マーガレット王女のデザイナーブローチが5万ポンド(約760万円)で落札された。「M」と彫られたカルティエのダイヤモンドが眩い同アイテムは、マーガレット王女の母エリザベス・ボーズ=ライアンが1947年に購入したものとなっている。
その後スノードン伯爵夫人ことマーガレット王女が2002年に71歳で薨去するまで保管していた同アイテム、2006年に匿名のコレクターのもとに渡り、今回コインや記念品、メダル、軍事品、紙幣などを専門に扱うロンドンのオークショニア、ディックス・ヌーナン・アンド・ウェブから出品されたかたちだ。
同社のジュエリーの専門家フランシズ・ノーブル氏は20世紀の英王室を描いたネットフリックスドラマ『ザ・クラウン』によって同アイテムの注目度も増したとして、「ロイヤル・ファミリーの物語やそれぞれの人物を若い観客層に紹介してくれています」と話す。
ちなみに来年配信予定の同ドラマのシーズン5とファイナルシーズンでは、マーガレット王女役をヘレナ・ボナム・カーターからレスリー・マンヴィルが引き継ぐ予定だ。