ウィリアム王子とキャサリン妃が、娘のシャーロット王女の写真を通して、環境問題への気づきを促している。英ノーフォークでキャサリン妃が撮影した手に蝶を包むシャーロット王女(6)の写真が公開、蝶保全の取り組み「ビッグ・バタフライ・カウント」に参加した姿をとらえている。
「イギリス中で行われている『ビッグ・バタフライ・カウント』の一環として、この美しい赤いクジャクチョウをシェアしようと思いました。(イギリスの)蝶類保全協会がこの素晴らしい生物を数える提案をしています。単に美しいだけでなく、非常に重要な生物だからです」と同夫妻はツイートしている。
2人にとって蝶は馴染み深く、2014年ジョージ王子の1歳の誕生日にはロンドンの自然史博物館主催のチョウの展覧会を訪れてもいた。
また、ウィリアム王子は昨年公開されたドキュメンタリー『プリンス・ウィリアム:ア・プラネット・フォー・アス・オール』の中で家族が増えたことで未来へ繋げる環境保護に更に意識的になったと明かしていた。
「今私の人生にはジョージ、シャーロット、ルイがいます。ものの見方は確実に変わりました。野生動物をより良い状態で、次世代へと渡したい。若い人たちに、問題は必ず解決できるという希望と信念を与えることは可能だと私はずっと信じています。一丸となって働くことで、違いを生み出すことができるという信条が私にはあります」
一方、4月に崩御したウィリアム王子の祖父、フィリップ殿下も生前環境問題に精力的に取り組んできた事で知られており、1961年から82年までWWF(世界自然保護基金)のイギリス支部の会長を務めたほか、同団体の名誉会長にも選ばれていた。
その意志を孫のウィリアム王子も受け継いだようで、昨年には5000万ポンド(約76億円)をかけて2021年から30年までの毎年、サステナブルな環境改善策を提案した5人を表彰する「アースショット賞」を創設している。