ベネディクト・カンバーバッチ(45)は、新作映画の撮影中、3度もニコチン中毒になったという。米作家トーマス・サヴェージが1967年に発表した同名小説を原作としたウエスタン映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で演じたヘビースモーカーのフィル・バーバンク役に入りこむため喫煙を始めたベネディクトだが、それが健康に影響をもたらしたそうだ。
英版エスクァイア誌のインタビューでベネディクトは「その匂うレイヤーをまといたかったんだ。その部屋にいる人々に、僕がどんなニオイがするか分かってほしかった。でも大変だったよ。リハーサルだけじゃなくてね。僕は食事に出かけたり、(映画の脚本と監督を担った)ジェーン(カンピオン)の友達に会ったりなんかしていた。(喫煙は)とても大変だ。フィルターなしの巻きたばこを撮影の度に次々と吸う。3度もニコチン中毒になってしまったよ。大量にタバコを吸うっていうのは、本当に酷いもんだよ」と話した。
ベネディクトはモンタナ州の牧場主バーバンク役を演じるために、喫煙を始めたばかりでなく、バンジョーも弾けるようにしたそうで「バンジョーを世界レベルで弾けるように本当になりたかったんだ...それは俳優に食べ物を与えるようなものだ。マーロン・ブランドが言ったようにね。それはナーバスなエナジーを常に取り除いている。少し非社交的になったけどね。1シーンを撮影する度にコーヒーを飲みながらゴシップを話さなくても僕は大丈夫。僕の第一の動機は、それがすごく楽しかったことだ。上手くなっていっているという考えが気に入ったんだ」と語った。