衆議院全議席確定 野党共闘の2党が〝共倒〟の惨敗 自民は議席減も単独で絶対安定多数

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
辻元清美氏
辻元清美氏

 衆議院議員選挙の開票が10月31日から1日未明にかけて行われ、全465議席が確定した。

 自民党は改選前から15議席減らしたものの、261議席と単独で過半数を大きく上回り「絶対安定多数」に到達。公明党は3議席増やして32議席となった。野党共闘で選挙に臨んだ立憲民主党は14議席減の96議席。共産党も2議席減の10議席と〝惨敗〟。日本維新の会が30議席増の41議席と大躍進した。

 増減率では、日本維新の会が272%増と圧倒的な増加。自民党は5・4%の減少で、立憲民主は12・7%、共産党は16・6%とともに2桁の減少となり、野党共闘の2党が〝共倒〟になるという皮肉な結果が出た。

 各党の大物議員の選挙区での落選も目立った。自民党は甘利明幹事長が神奈川13区で敗北。比例復活は果たしたが、現役の自民党幹事長として初めて選挙区で落選となり、幹事長を辞任する意向を明らかにした。また、元幹事長で国土交通相や経済再生相を歴任した石原伸晃氏も東京8区で落選。こちらは比例復活もならなかった。

 立憲民主党では、副代表を務める辻元清美氏が大阪10区で落選。比例復活も果たせず、議席を失った。岩手3区は17回連続で当選してきた小沢一郎氏がまさかの敗戦。比例で復活当選したものの、〝小沢帝国〟の崩壊が顕著となった。

 また、無所属では、新潟5区で前新潟県知事の米山隆一氏が当選。泉田裕彦氏との〝県知事対決〟を制し、妻のエッセイスト・室井佑月氏とともに喜びを爆発させた。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース