ウィル・フェレル(54)は、2003年公開の「エルフ ~サンタの国からやってきた~」の続編オファーを断ったそうだ。サンタの妖精に育てられた人間バディ・ホッブズとして1作目に出演したウィル、続編はその設定が前作にあまりにも似ていたため拒否したという。
「正直な気持ちで映画の宣伝をしなければならなかっただろうし、『ああ、これはダメだ。高額な報酬を断れなかっただけだ』といったようなものになったと思うよ」とウィルはハリウッド・レポーターに説明。ギャラ目当ての映画作りは望まないとして、「その宣伝文句を実際に言えるかな?言えないだろうな。だから、この映画はやれないってなった」と続けた。
一方、前作の中でバディの実父ウォルター・ホッブズを演じたジェームズ・カーンは昨年9月、ウィルとジョン・ファヴロー監督の間にあった緊張関係のため続編は「絶対に実現しない」と断言していた。
「僕らは続編を作るつもりだった。『ああ、ついにフランチャイズ映画を手に入れたぞ。お金も稼げるし、子供たちにやりたいことをさせてあげられる』と僕は思ったよ。監督とウィルは仲が悪かったんだ。まあ、ウィルはやりたかったけど、あの監督が嫌いだった。ファヴロー監督は契約していたし、仕方のないことだね」
また、ファヴロー監督は以前、1作目についてこう語っていた。
「あの物語を改訂し、おそらく監督もしてくれる人が募集されていたところ、私はそれを読んだことがあるのを思い出し、ピンときたんです。ランキン・バス社制作のクリスマス特番のひとつ『赤鼻のトナカイ』の中でエルフとして大きくなったような世界観にすれば、すべてが調和すると思ったのです。それで1年間、物語の書き直しをしました」