新・スーパーマンはバイセクシャル LGBTに配慮「より多くの人が自分自身を見いだす」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
トム・テイラー氏のツイッターより
トム・テイラー氏のツイッターより

 アメコミの伝説的人気キャラクター「スーパーマン」の息子が、バイセクシュアルであることをカミングアウトした。出版元「DCコミックス」が11日、公式サイトで発表した。同日は、自身の性的指向や性自認を公表したLGBTの人々を祝福するカミングアウトデーとされている。

 11月発売の最新号で、新たなスーパーマンとして活動するジョン・ケントが友人の新聞記者ジェイ・ナカムラと恋愛関係になる。同サイトでは「スーパーマンが人々を救うため心身が燃え尽きるシーンに続いて、ジェイはその傍らで鋼の男をねぎらいます」と、2人が唇を重ねるイラストとともに、展開を明かしている。

 ストーリー担当の作家トム・テイラー氏は「より多くの人が、コミック界で最も強力なスーパーヒーローの中に自分自身を見いだすことができます」と期待を示した。作画担当のジョン・ティムズ氏は「ジョン・ケントが複雑な現代社会での生活を営みながら、世界を最大の脅威から救うことを非常に光栄に思います」とコメントした。

 スーパーマンは1938年の米誌で登場し、80年以上にわたり愛されてきた。普段は仮の姿であるクラーク・ケントとして生活する一方、ロイス・レインと結婚し、息子のジョンが誕生。旧作ではジョンは少年時代に超能力を自覚し、スーパーサンズとして活動していたが、最近の新作では成長し、新たなスーパーマンとして活躍していた。

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