実業家としても活躍中のヴィクトリア・ベッカムはスパイス・ガールズのオーディションの際、歌の評価で10点満点中、わずか5点の評価だったという。グループの生みの親であるクリス・ハーバートが、1994年の結成時について明かした。
ヴィクトリアのほか、ジェリ・ホーナー、メラニー・チズム(メル・C)、エマ・バントン、メラニー・ブラウン(メル・B)から構成される同グループを取り上げた『スパイス・ガールズ:ハウ・ガール・パワー・チェンジド・ブリテン』の中で、父ボブと共に企画したオーディションについて語ったクリスは、当初「タッチ」という名前だった同グループにおいてヴィクトリアは最高の歌声の持ち主とは言えなかったものの、何か惹かれるものがあったと説明している。
以前、メル・Bはライブの際、ヴィクトリアのマイクだけ音量が下げられていたと口にしていたこともあったが、当時ボイスコーチを務めていたペピ・レマーは、メンバーそれぞれ欠点はあったとして、1人だけ名指しするのは不公平であるとその発言を非難していた。