女優のカレン・ギランが陥った自信喪失の危機を俳優のトム・ハンクスが救ったそうだ。カレンは、世界的にキャリアを飛躍させていた2017年に疑心暗鬼になり始めたものの、SFスリラー映画「ザ・サークル」で共演したトムからの励ましにより、自身の才能を再確認し、正しい方向へ軌道修正ができたという。
カレンは「私がやっていたプロジェクトは全て、どんどん規模が大きくなっていた」「いつも大胆不敵だったのに、突然、自信喪失に陥ってしまったの」とユー誌に告白。当時、トムが自分を撮影現場の脇に連れて行き「君は凄く良いよ。そのまま続けて」と言ってくれたそうで、「それは私が探していたサインだった。憧れの人に『君はひどくなんてないよ』って言ってもらえるなんて、本当に感激したわ。その時から、私は自分の演技に取り組み、完全に再構築できたのよ」と続けた。
スコットランド出身のカレンは、マーベル映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では当初、8日間の仕事しか契約していなかったという。ところが、プロデューサーがカレン扮する青い肌のエイリアン・ネビュラ役を気に入っことで「8日間の契約だったのに、どんどん延長されていった。私は死ぬはずだったのに、生き返ったわ」「その役のオーディションを受けた時、私はまだインヴァネスに住んでて、全ての経験はあまり怖くなかった」「子供の頃から住んでいた家から、ロンドンのスタジオまで通うことができて、家に帰ると両親が『頑張ったわね、じゃあ洗濯物を出して』って言ってたものよ」と振り返った。
そんなカレンは、世界的なスーパーヒーローたちの一員であることにまだ慣れていないという。クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンら共演者と交友があることを「クレイジー」だと感じる一方、「これは孫に聞かせる素晴らしい話になる」と思っているそうだ。