漫画家の楳図かずお氏(84)が28日、自身の公式サイトで26年ぶりの新作発表を宣言した。「漂流教室」や「まことちゃん」などで知られる同氏は「なんと!!26年ぶりの新作発表です!!制作に4年かかりました。黙々と描き進めたので公に発表するのは、今日が初めてです。すごい作品で、一目見たらもう逃れられません!!とだけ言っておきましょう」と署名入りメッセージを掲載。同サイトは「2022年1月公開予定。すごすぎる!漫画の奥意を極めた巨匠 楳図かずおの新境地」と伝えている。
新作漫画は1990年から1995年に「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載された『14歳』以来。漫画制作から遠ざかったのは腱鞘炎などが理由とされており、近年は2014年の長編ホラー映画「マザー」で監督に初挑戦。18年には『わたしは真悟』がフランスで開催された「アングレーム国際漫画フェスティバル」で遺産部門に選出された。
巨匠の新作宣言を受け、漫画家の江口寿史氏がツイッターで「楳図先生の新作!!」とつづるなど、大きな反響を呼んでいる。なお、掲載媒体、作品ジャンル、連載か読み切りかなどの詳細は明かされていない。