登山家の野口健氏が27日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」の取材に応じ、24日に異物混入の可能性があるモデルナ製ワクチンを接種したにも関わらず、それを報道で知ったことに違和感を唱えた。
番組では異物混入の可能性が発表されたモデルナ製ワクチンを接種した野口に電話取材。野口は何気なくネット記事を読んでいたところ、今回のニュースを知り「最近打ったなあ…と思いながら他人事のように記事を読んで、最後に番号があって、まさか当たるわけないよなと思って自分の番号と並べた時にピシャッと合った時に、その瞬間だけ熱が冷めたような感じがしましたね」と振り返った。
野口氏は接種後、発熱の副反応は出たものの、現在は体調は戻っているというが、今回の件を報道で知ったことを疑問視。
「自分の体に異物が入ったかも、というのを報道で知るのがどうなんだろうとは思う」と言うと「保健所からメール一本『可能性があります』ときてもいいのかなとは思うが、そういう作業をする余裕がないのかなとも思う」と保健所の多忙さも理解しつつ、不安な心境も吐露。
「ワクチンを不安だと思っている人は、今回の件でなお不安に思う。なのでちゃんと説明をしていかないと、ワクチンを広めていく上で今回のことはブレーキになっちゃうかなと思う」と丁寧な説明が必要と訴えた。