2011年7月にアルコールの過剰摂取で27歳の若さで他界したR&B歌手エイミー・ワインハウスが、自分の家族を作ることを強く望んでいたという。
BBCの新ドキュメンタリー「リクレイミング・エイミー」の中でエイミーは10年後の自分について聞かれ「2人か3人、子供が欲しい」と回答。エイミーの友人カトリオナ・グーレイ、シャンテル・デュセットらは「エイミーはママになりたがっていた」「美しいママになっていたでしょう」とそれぞれ回想している。
今回のドキュメンタリーでカトリオナはエイミーとの曖昧な関係についても吐露。その同棲生活はエイミーを不安にさせていたとしてこう明かしている。
「私が寝ている間に、エイミーはよくノートに書き綴っていました。『あなたは私が出会った中で最も美しい女の子』『寝ていても起きている時と同じくらいきれいってどういうこと?』といった文をです。私たちの関係は独特なものでした。特定できない、ただお互い愛し合っていました」
「私が気づいたのはその関係について彼女が混乱していたことです。これは彼女を理解する土台であると私は思いますし、それが彼女の問題になっていたと思います。『3杯のサンブーカを飲むまで自分はレズビアンではない』と彼女はインタビューで答えていました。その人生の中で彼女を確かに愛し、気遣っている人がいたことを人々は知らないのでしょう」
一方、エイミーのスタイリスト、ナオミ・パリーは同番組でこう語っている。「キャット(カトリオナ)とエイミーは一緒に寝ていました。それが全てです」「彼女はあることからまた別なことへと依存の対象を移す人でした。お酒から薬に変えたことが問題となってしまったのです。その依存からさらに根の深い副産物が生まれたのです。自分自身ではメンタルヘルスの問題を認めたがらなった。周りが理解してくれないと感じ、『私がメンタルヘルスに問題があると知れば、彼らは私をがんじがらめにするだろう』って思っていました」
一方、エイミーの母親ジャニス・ワインハウスは「今ようやく、我々は彼女のことを全然理解していなかったことに気づきました。彼女には依存の傾向があり、それを自分で制止することができなかったのです」と続けている。