お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが最高賞金100万円の〝クソゲー〟賞の特別審査員を務めることが7日、分かった。「小説家になろう」発、「週刊少年マガジン」で連載中の『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』(原作・硬梨菜 漫画・不二涼介、略称シャンフロ)が〝クソゲー〟をテーマにしたゲームを募集する。同日、講談社から発表された。
野田は自作ゲームを配信販売するなど、芸人屈指のゲーム好きで知られる。「クソゲーと聞くとよくないもののイメージがありますが、クソゲーというのはあくまでジャンルでクソゲーにも奥行きがあります。良いクソゲーもあれば悪いクソゲーもある。でもクソゲーなのだから悪いクソゲーの方が正解なんじゃないかと頭をグルグルさせてくれるのがクソゲーの面白いところです。精一杯審査員をやらせていただきます!」と意気込みを語った。
同作は「小説家になろう」から発信された超人気作のコミカライズ版。“クソゲー”をこよなく愛する主人公・陽務楽郎が“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』に挑み、広がる世界を舞台に仲間や“宿敵”との出会いを通して、全てのプレイヤーの運命を変えていく物語だ。
求めるゲーム像としては「クソゲーそのものを題材とする作品」(思い出のクソゲーを再び手に入れて遊ぶため各地を旅してゲームを探すアドベンチャー、クソゲーを神ゲーにする育成シミュレーションなど)、「クソゲー的キャラクターを題材とする作品」(全員の使用言語が異なり何を言っているかわからないが、展開などから会話内容を読み解きつつクリア可能なRPGなど)、「バランス調整のできていないクソゲーを題材とする作品」(小ワザなしの全コマンドがゲージ技風の大ワザ限定ぶっぱオンリー格ゲーなど)、「シャンフロを題材とする作品」(シャンフロ内に登場したクソゲーの再現、クソゲーを求めて旅する楽郎のアドベンチャーなど)が例示された。
賞金は以下の通り。
◆至高のクソゲー賞(賞金100万円)クソゲー、しかし面白い! 理不尽難易度、アクの強すぎるキャラ、理解不能なストーリー。“クソゲー”という題材を扱いながらも面白い、という矛盾を越えた先に待つNo.1のゲームに授与されます。
◆100年早すぎたで賞(賞金50万円)“クソゲー”という題材に挑戦し、全てのユーザーの理解を越え、この世に生み出されるには100年早すぎた。この考え方はなかったと思わせる、個性的なアイディアのゲームに授与されます。
◆シャンフロ賞(賞金50万円)応募作品の中から『シャングリラ・フロンティア』に関する題材を使用された作品の中で、最も「シャンフロらしさ」を感じられた作品に授与されます。
締切は来年3月31日。詳細は公式HP等で発表される。